ゆっくりとしかし確実に

動き出した世界

今まで止まっていた世界

少し頼りない感じで

少しずつ確実に

動いていく

動き出した世界の中で

いつか忘れられてしまう

止まっていた世界

忘れてはいけないこと

それなのに忘れられていく

忘れてしまったのなら

また止まってしまうというのに




ゆっくりと今度は

止まっていく

気づかないような早さで

段々と止まっていく









いつかまた止まってしまう世界

止まった後

また動き出すのだろうか?














世界の歯車